健康診断項目の意味の2ページ目です。 1ページ目はこちら。
- 眼底所見 : 眼底の血管は脳の血管が枝分かれしたもので脳動脈硬化の程度を反映する。動脈硬化・高血圧・糖尿病など全身疾患による血管の変化が分かる
- 尿蛋白 : 血液中の蛋白が尿にでてきたもので、陽性の場合、腎炎やネフローゼなどの腎臓疾患が疑われる。
- 尿潜血 : 尿中に混じる血液で、陽性の場合、腎臓・尿管・膀胱・尿道・前立腺などの疾患が疑われる。
- 尿素窒素 : 身体の老廃物の一つで、腎臓から尿に排出される。高値は腎臓疾患が疑われる。脱水などでも軽度上昇する。
- 血清クレアチニン : 身体の老廃物の一つで、腎臓から尿に排出される。高値は腎臓疾患が疑われる。
- eGFR値 : 血清クレアチニン値と年齢、性別から計算式によって算出される値。腎臓がどれくらい老廃物を尿へ排出する能力があるかを表す。
- 血色素量 : 赤血球中の赤い色素で、酸素を全身に運ぶ役割がある。低値は貧血が疑われ、高値は多血症が疑われる。
- ヘマトクリット値 : 血液中に占める赤血球の割合を表わす。低値は貧血が疑われ、高値は多血症が疑われる。
- 赤血球数 : 血液中の赤血球数を表す。低値は貧血が疑われ、高値は多血症が疑われる。
- AST(GOT) : 肝臓・心臓・骨格筋などに多く含まれる酵素。高値はこれらの臓器の疾患が疑われる。
- ALT(GPT) : 肝臓に含まれる酵素。高値は脂肪肝・肝炎・肝硬変などの肝臓疾患が疑われる。
- γ-GT(γ-GTP) : 肝臓の解毒作用に関連する酵素で特に飲酒に反応する。高値は脂肪肝や飲酒・薬剤による肝障害・胆道の疾患が疑われる。
- ALP : 肝臓・腎臓・骨などに分布する酵素。高値では肝臓・胆道疾患が疑われる。
- 視力 : 近視の有無を調べる。
- 聴力 : 難聴の有無や程度を調べる。